男は仕事!という時代はもう終わり?育児や家事を積極的に行う男性が増えている

仕事

1.本来であれば子育ては夫婦二人でするもの

昭和初期の日本であれば男は外で仕事をこなす、女は家で家事や育児をしっかりこなすというのが常識で当たり前でもありましたが、しかしながらそうした昔の常識というのは今の時代崩れつつあります。

それは、そうした姿は時代に合わなくなったからとも言えます。

昔の日本は高度成長期で、男性がしっかり外で仕事をして女性が家で家事や育児をこなしていたほうが効率が良かったということもあり、育児に積極的な姿など見ることもできないことがほとんどでしたし、またそうした仕事よりも育児を優先させるような男性は尊敬の目で見られないということがほとんどでした。

ですから今の男性は昔と比較するとだいぶん参加しているとも言えます。
けれど本来であれば子育ては夫婦二人でするものですから、そうした育児に参加するのは当たり前だとも考えられます。

男は仕事!という時代はもう終わり、育児や家事を積極的に行う男性が増えているのです。

また、それに伴い社会に出て働く女性というのも増えているものです。
年功序列の会社が減ってきて、お給料も段々増えていく時代でもないので、夫婦二人で働かないと生活できないという背景があるのも原因です。

「男は仕事、女は家庭」が無理な社会構造

2.子育てに関する感覚、意識の変化も大きい

夫婦共働きの場合、平等に収入を得ているということで家のことも子供のことも平等にしようという家庭は増えています。
そうすることで夫婦のどちらかが偉いということもないので、夫婦円満になることもあるでしょう。

けれど子育てに関する感覚、意識の変化も大きいでしょう。
女性だけが子供に関わるのではなく、子供の教育、生活に関わりたいとする人も増えてきたので、子育てを夫婦で楽しみたいと思う人が増えてきたということも違いがあるものです。

時代の流れもありますが、自分が子供の時にされてきた嫌だったことを自分の子供にはしないようにしようということで、子育ての価値観を変えていこうとする意識があるともいえるでしょう。

そしてそうした動きというのは一般の企業にも取り入れられています。
育休を取るのは女性だけという意識がありましたが、今はどちらも取れるように変化してきてもいます。

ですが休まれている間は誰かがその仕事を受けなければいけないので、会社の社内での理解も無いと難しいと思われます。
制度が認められたとしても理解してくれる人がいなければいけないので、そのあたりで差が出てきてしまうこともあるのです。

3.そうした昔の感覚を引きずってしまう人というのは地方に多い?

ですからすべてにおいて理解してもらうにはまだまだ年月が必要だとも言えます。
個人個人が努力して、夫婦で子育てしていくことの素晴らしさを伝えるようにすることというのも大事でしょう。

また、昔の親の姿をそのまま今の時代にも当てはめようとしてしまう人というのも少なくはないものです。
ですからそうした感覚の違いで悩まされることもあると思われます。

特にそうした昔の感覚を引きずってしまう人というのは地方に多いので、地方ではなかなか理解が得られないこともあるでしょう。
ですが地方ほど待機児童も少ないですし、保育園問題もないことが多いです。

ですから都会と田舎とでそれぞれデメリットとメリットがあるでしょう。
ですが子供に何かあった時、助けに入ったりするのは母親であることも多いですから、実際父親がメインというよりも母親がメインで子育ても進んでいく事がほとんどです。

そしてもしも父親が仕事、母親が家のことをやるというスタイルにしたほうがうまくいくのであれば、無理に平等にしようと変えなくても良いでしょう。

役職についている人とパートで働いている人とでは時間の拘束も仕事内容も違うでしょうから、自分のライフスタイル、仕事内容に合わせてどのような役割分担にするのかを決めていくようにもしてみましょう。