私が初めてバンコクに降り立ったのは、まだ大学生の頃でした。
あれから10年。
今では多くの日本人がバンコクを第二の故郷として選んでいます。
実は私も、3年前にバンコクのシーロム地区に住み始めてから、この街の魅力にすっかり取り憑かれてしまいました。
今回は、私の実体験を交えながら、バンコクの隠れた魅力エリアと、実際の物件情報についてご紹介していきたいと思います。
バンコクの主要エリア概要と特徴
まずは、バンコクの主要エリアについて見ていきましょう。
実は、エリアによって全く異なる魅力があるんです。
シーロム地区:住みやすさと利便性のバランス
シーロム地区は、私が今住んでいるエリアなんですが、ビジネス街でありながら、意外と住みやすいんです。
高層ビルが立ち並ぶ一方で、路地に入れば昔ながらのローカルマーケットがあったり、屋台が並んでいたり。
この 新旧の文化が混在する雰囲気 が、シーロムの最大の魅力だと感じています。
BTSシーロム線とMRTブルーラインが交差する サラデーン駅 があり、交通の便も抜群です。
日本人駐在員も多く、和食レストランやスーパーも充実しているので、日本の食材を手に入れやすいのも嬉しいポイントですね。
日本人に人気のスクンビットエリア:アクセスと生活の充実
スクンビットと言えば、バンコクの メインストリート とも言える場所です。
私の友人の多くもこのエリアに住んでいるのですが、その理由を聞くと「何でも揃うから」という答えが返ってきます。
確かに、高級ショッピングモールの エムクオーティエ や ターミナル21 があり、飲食店も充実しています。
特に、スクンビットソイ33周辺は「日本人街」として知られ、日本食レストランや日本式の居酒屋が軒を連ねています。
BTSスクンビット線が通っているので、市内の移動も楽々。
ただし、人気エリアだけあって、家賃は他のエリアと比べると少し高めです。
注目の新興エリア:トンローやオンヌットの魅力
トンローとオンヌットは、ここ数年で急速に発展している注目のエリアです。
私が特に気に入っているのは、トンローの コミュニティ感 です。
カフェやレストラン、ブティックなどが集まり、若者や外国人が多く住む おしゃれな雰囲気 が漂っています。
一方、オンヌットは少し郊外になりますが、その分家賃が手頃。
実は、私の会社の同僚の多くがこのエリアに住んでいます。
新しいコンドミニアムの開発も進んでおり、投資物件としても人気が高まっているんです。
隠れた魅力エリアの探訪
では、ここからが本題。
あまり知られていないけれど、実は魅力的なエリアをご紹介します。
地元感あふれるエリア:バンサク、トンブリーの雰囲気と特徴
バンサクとトンブリーは、私が休日によく散策に訪れるエリアなんです。
バンサクは、BTSのナショナルスタジアム駅周辺に位置する閑静な住宅地。
緑が多く、落ち着いた雰囲気 が特徴です。
地元のマーケットや食堂が多く、タイの生活を肌で感じられるのが魅力。
家賃もスクンビットエリアと比べると 2〜3割ほどリーズナブル です。
一方、トンブリーは、チャオプラヤー川の対岸に位置するエリア。
最近では新しい複合施設 アイコンサイアム のオープンで注目を集めていますが、まだまだ開発の余地がある穴場スポットです。
川沿いの古い街並みと新しい開発が調和した、独特の雰囲気が魅力的ですよ。
開発が進む地区:ラープラオ、バンカーイの最新動向
実は、私が最近特に注目しているのが、このラープラオとバンカーイエリアなんです。
ラープラオは、MRTブルーラインの延伸で一気にアクセスが改善されました。
以前は「ちょっと遠いかな」と思われがちだったエリアですが、今では 20分程度で市内中心部へアクセス可能 に。
特に、セントラル・ラープラオ というショッピングモールの周辺では、新しいコンドミニアムの建設が進んでいます。
バンカーイも同様に、BTSシーロム線の延伸で注目を集めているエリア。
私が先日内見に行った物件は、まだ建設中でしたが、予想以上にリーズナブルな価格設定で驚きました。
日本人にもオススメしたいエリアの条件と選び方
では、実際にエリアを選ぶ際のポイントをご紹介します。
私の経験から、以下の3つが特に重要だと感じています。
- 交通アクセス(BTSやMRTの駅までの距離)
- 生活インフラの充実度(スーパー、病院、レストランなど)
- コミュニティの雰囲気(治安、近隣住民の様子)
特に、初めてバンコクに住む方は、日本人コミュニティがある程度あるエリアを選ぶことをおすすめします。
現地の物件事情と選択ポイント
コンドミニアムの購入・賃貸の基礎知識
バンコクで物件を探す際、信頼できる不動産会社選びは重要なポイントとなります。
私も物件探しの際に活用したディアライフの評判や特徴については、多くの方から問い合わせをいただくのですが、実際の利用者の声や詳しいサービス内容は先のリンク先で確認できますよ。
特に日本語対応の充実度は、初めてバンコクで物件を探す方には心強いポイントとなります。
バンコクで物件を探す際、まず知っておきたいのが「コンドミニアム」という概念です。
日本のマンションとは少し異なり、バンコクのコンドミニアムは 共用施設が充実している のが特徴。
プール、ジム、サウナなどが標準装備されているケースが多いんです。
ただし、注意点もあります。
例えば、契約時の保証金は、賃貸の場合2ヶ月分が一般的。
購入の場合は、外国人の土地所有が制限されているため、物件の所有権比率にも注意が必要です。
バンコクの物件価格と市場のトレンド
最近のバンコクの物件市場は、実はとても興味深い動きを見せています。
新築物件の場合:
エリア | 1ベッドルーム(30㎡)の相場 | 特徴 |
---|---|---|
シーロム | 600-800万バーツ | 高級物件が多い |
スクンビット | 500-700万バーツ | 日本人向け物件充実 |
ラープラオ | 300-500万バーツ | 新規開発が進行中 |
バンカーイ | 250-400万バーツ | 将来性期待 |
高橋麻美の体験談:初めての物件選びでのポイント
私自身、初めて物件を探した時は本当に戸惑いました。
でも、今思えばその経験が貴重な学びになっています。
特に印象に残っているのは、内見時の雰囲気です。
タイの不動産エージェントは、日本と比べるとかなりカジュアル。
「この部屋、どう?気に入った?」といった具合に、フレンドリーに話しかけてくれます。
見学体験:バンコクの物件内覧レポート
リアルな物件写真と高橋麻美の印象
私が最近見学した物件の印象をお伝えしますね。
特に印象的だったのは、天井が高いこと。
日本の物件と比べると、開放感が全然違います。
また、バルコニーが広めに設計されているのも特徴的。
タイの気候を考慮した設計になっているんですね。
内見ツアーから見るバンコクの物件の特徴
バンコクの物件で特徴的なのは、セキュリティの充実度です。
24時間体制の警備員はもちろん、カードキーによる入館管理、防犯カメラの設置など、セキュリティ面での配慮が行き届いています。
バンコク特有の住宅事情:設備やセキュリティについて
設備面では、以下のような特徴があります:
- エアコンは各部屋に標準装備
- キッチンは比較的コンパクト(外食文化が主流のため)
- 洗濯機置き場はバルコニーに設置
- インターネット回線は建物で一括契約のケースも
バンコク生活を楽しむためのエリア別アドバイス
ファミリー向けにオススメのエリアとその理由
お子様がいるファミリーの場合、以下のポイントを重視してエリアを選ぶことをおすすめします:
- インターナショナルスクールへのアクセス
- 公園や緑地の有無
- 医療施設の充実度
特に、オンヌットやプロンポンエリアは、この条件を満たす物件が多いですよ。
単身者や若い世代に適したエリアの魅力
単身の方や若い世代には、むしろ賑やかなエリアがおすすめ。
アソーク、トンローあたりは、カフェやバー、レストランが充実していて、休日の過ごし方の選択肢が豊富です。
エリアごとの生活コストとライフスタイルの違い
生活費は、エリアによってかなり差があります:
エリア | 家賃相場(1ベッドルーム) | 食費(月額目安) | 交通費(月額目安) |
---|---|---|---|
シーロム | 35,000-50,000バーツ | 20,000バーツ | 3,000バーツ |
スクンビット | 30,000-45,000バーツ | 18,000バーツ | 2,500バーツ |
ラープラオ | 20,000-30,000バーツ | 15,000バーツ | 2,000バーツ |
バンカーイ | 15,000-25,000バーツ | 12,000バーツ | 2,000バーツ |
まとめ
バンコクには、まだまだ知られていない魅力的なエリアがたくさんあります。
私自身、住んでみて初めて分かった「隠れた魅力」も数多くありました。
これから住まい探しを始める方へのアドバイスとしては:
- 最初から家賃の高いエリアにこだわりすぎない
- 実際に足を運んで、エリアの雰囲気を感じてみる
- 日本人コミュニティの有無も重要なポイント
バンコクは、今も進化し続けている街。
新しいエリアの開発も進んでいるので、これからますます選択肢が広がっていくことでしょう。
ぜひ、自分だけの「お気に入りエリア」を見つけてくださいね。