イベント情報 「北の土偶展」いよいよ3月6日から開催

北の土偶チラシイメージ

北の土偶チラシイメージ

国宝土偶3点が一堂に会する「北の土偶展」がいよいよ北海道開拓記念館で開催されます。この展示は、昨年開催を予定していましたが、3.11の影響で延期されていました。私たちにとって待ちに待った念願の開催です。展示を予定している土偶は、国宝の著保内野遺跡「中空土偶」、風張1遺跡「合掌土偶」、棚畑遺跡「縄文のビーナス」を始め、約100点。国宝3点のそろい踏みは、大英博物館、東京国立博物館に続くもので、見ごたえ十分です。ぜひ前売り券をお買い求めください。

北海道開拓記念館40周年事業『北の土偶-縄文の祈りと心』
●とき   2012年3月6日~5月13日
●ところ  北海道開拓記念館 
●主催=「北の土偶」展 実行委員会(北海道開拓記念館、一般財団法人北海道開拓の村、北海道新聞社)
●共催=函館市教育委員会、NHK札幌放送局
●後援=文化庁、北海道、北海道教育委員会、北海道文化放送、北海道放送、札幌テレビ放送、北海道テレビ放送、テレビ北海道、日本考古学協会、北海道考古学会、北方島文化研究会、北の縄文文化を発信する会

◎北海道開拓記念館のお知らせ
http://www.hmh.pref.hokkaido.jp/Tokuten/doguu-2/index.html
◎北の土偶のチラシはこちらです(PDF)
http://www.hmh.pref.hokkaido.jp/Tokuten/doguu-2/chirashi.pdf


北の縄文講座 「縄文」を知的観光資源に

大島直行・伊達市噴火湾文化研究所長

縄文文化が「ブーム」と呼ばれるほどに騒がれて久しい。火付け役はあの青森県の三内丸山遺跡だった。
新たな発見が連日マスコミに取りあげられ、「教科書を書き換える」の文字が幾度となく新聞紙面を飾った。これをきっかけに縄文への関心が全国的に高まり、気が付けば縄文ブームになっていた。

それから18年。三内丸山遺跡は国の特別史跡となり、文化庁が世界文化遺産の国内暫定リストに載せた「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の15カ所の縄文遺跡の一つとなった。北海道からは伊達市の北黄金貝塚など4カ所の遺跡も選ばれた。
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推薦図書 北の縄文連続講座・記録集「縄文人はどこからきたか?」好評発売中!!

縄文人はどこからきたか?「北の縄文連続講座」を一冊にまとめた『縄文人はどこからきたか』が、北の縄文文化を発信する会から、いよいよ発刊されました。
本書には、2010年に行われた連続講座の記録と2010年総会における国立科学博物館・篠田謙一先生の記念講演が収められています。
北の縄文の謎に迫るエキサイティングなお話を、ぜひ本書でも体験してください。


北の縄文文化の謎に迫る!
「縄文人はどこからきたか? 」北の縄文連続講座・記録集

編・刊:北の縄文文化を発信する会

  • 定価:本体1,000円(税込)
  • B6判/160ページ
  • ISBN978-4-902806-03-8

本書の発行は非営利事業として行われ、売り上げは「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界文化遺産登録に向けた活動に使われます。

内容紹介

1万年もの間、自然と共生し、戦争や収奪のない、狩猟採集の文化を維持してきた世界でも希有な縄文文化。 「その縄文人は、どこからきたのだろう?」 縄文文化を知ると、こんな疑問がわいてきます。本書は、そのような疑問に、国立科学博物館・篠田謙一氏をはじめ、DNA、骨、人類学、考古学、等々の研究者が迫った、「北の縄文講座-縄文人はどこから来たか」の内容を一冊にまとめた報告集です。 現在、世界遺産登録が進められる縄文遺跡ですが、世界的に注目される「縄文のこころ」にぜひ本書でふれてください。

目次

  • 縄文人はどこからきたか―DNA研究で見えてきた日本人の成り立ち
    …………………国立科学博物館人類研究部 篠田謙一
  • ヒトの骨からわかること
    …………………日本大学松戸歯学部専任講師 五十嵐由里子
  • 東南アジア人類史からみえてくる「縄文人の起源」
    …………………札幌医科大学医学部解剖学第二講座准教授 松村博文
  • 縄文時代のはじまりと北東アジア
    …………………北海道大学埋蔵文化財調査室助教 高倉 純
  • 白滝遺跡群からみた北海道の縄文時代前夜
    …………………北海道埋蔵文化財センター 坂本尚史
  • 土偶のワキはなぜ甘い―土偶に知る縄文の精神性
    …………………伊達市噴火湾文化研究所所長 大島直行

注文方法

本書は、発売元である(株)インテリジェント・リンクのフリーダイヤル・FAX・webサイトの申込用フォームからお申し込みできます。送料・振り込み手数料は無料です。

  • フリーダイヤルからのお申し込み:0120-892-046
  • FAXからのお申し込み: 011-271-2055
  • ホームページからのお申し込み http://ilk.co.jp/

このほか、Amazonからもお申し込みできます。

詳しくはインテリジェント・リンクのサイトへ


メッセージ・ボックス 縄文人はどこへ行ったか?

投稿者:(財)北海道埋蔵文化財センター 常務理事 畑 宏明

1ヶ月前になりますが、今年の連続講座は9月11日の松村博文先生(札幌医科大学)のお話で無事に3回の予定を終了しました。春の大震災の影響もあり、今年の開催の行方はまったく予断を許さない状況でしたが、さまざまな困難を乗り越えて無事に終えることができました。まずはこのことを、講座にお出ましいただいた方々や事務局の皆さんとともに喜びたいと思います。
今回の松村先生の講演は、昨年につづき東南アジアを舞台とする壮大なスケールのお話でした。それは副題に「アジアにおける農耕民の大移動」とあるように、「大移動」がテーマです。いつもながら松村先生のお話には、ワクワクさせられました。
結論を先にいうと、新石器時代後半~初期金属器時代すなわち3,800~2,000年前に中国南部から農耕のセットを携えて大移動した人びとがオーストロアジア語族やオーストロネシア語族になったのではないかというものです。3000年前の日本列島への稲作や弥生人の渡来もこれと関連しそうであるが、日本列島へは北方アジア人的特徴をもつ集団の移動を伴ったとのことである。

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